のんびり節約。

夫婦で週休3日勤務です。ストレスフリーな暮らしを目指しています。どこにでもいる主夫のブログ。

どこ主夫のインド映画レビュー「ランガスタラム」

かなり衝撃的な映画

みなさん、こんにちは。

インド映画レビューやっていきます。

今回ご紹介するのは「ランガスタラム」

ラーム・チャラン主演のほのぼの系映画。と思いきや…

JAIHOにて先ほど鑑賞しましたが、衝撃的すぎてしばらく呆然としてしまいました。

正直「楽しかった!!」と笑顔で言える作品ではないのですが、あらすじと良かった点をご紹介していきます。(若干のネタバレあり)

 

 

あらすじ

時は1980年代。

農業の盛んな「ランガスタラム村」で今日ものんびり暮らす難聴の主人公、チッティ。

しかし、この村は「プレジデント」と呼ばれる極悪村長によって牛耳られていました。

ドバイから帰ってきたチッティの兄クマールは、そんな現状を変えようと村長選挙に立候補することを決めます。

果たして兄は無事、選挙に勝つことが出来るのか?

 

 

良かった点①眼前に広がる「黄金の風景」

www.youtube.com

今作は農村が舞台ということもあり、全編を通して「黄金の風景」が広がっています。

作物の金。

草原の金。

黄金に輝く大地。

そして、金ぴかのクイーン。

全てのシーンが美しく、癒されます。

そのため、最初は辛いシーンがあってもすぐに忘れ去ることが出来ていたのですが…

 

 

良かった点②現代にも通じる「政治参加」のメッセージ

あらすじにも書いた通り、この村で起きる様々な悪いことは村長の「プレジデント」によって引き起こされています。

高額な借金をでっちあげ、それを苦に農民が死んでもお構いなし。

しかし、そんなプレジデントを農民は非難するどころか信仰しています。

外の世界を知らないからか、物凄い圧政をされていることに気づいていない様子。

国の役人にも文句を言われる始末です。

何十年も「プレジデント」は村長の座に居座り、

彼の政治に声を上げる人はほとんどいない。

ついには「プレジデント」の本名を知る者すらいない。

これではどんどん腐敗していくことが目に見えています。

 

でも、これって私たちの社会でも同じことが言えると思うんです。

選挙のたびに

「昔からこの人がやってるから」

「他に選択肢がないし」

と、実績も見ず、調べることもせずに投票する。

「選挙権」には投票するだけでなく、立候補する権利もあるのに。

文句を言うばかりで行動しない私たちは、「ランガスタラム村」の村民を笑えません。

そういった意味で、この作品は今の日本国民に重要なメッセージを伝えているように感じました。

 

とはいえ、今の日本社会は立候補した途端にマスコミに洗いざらい調べられてしまい、少しでも粗があると総叩きに遭います。

生まれてから清廉潔白だった人なんてほとんどいないし、

そもそも選挙に出て選ばれることにメリットを感じない人がほとんどでしょう。

だからこそ腐敗は止まらないし、クマールのような人が出てこない限りは変わることもないんですよね。

 

しかし、村の救世主となるため立ち上がったクマールを「プレジデント」が放っておくことはなく。。。

 

 

良かった点③主人公・チッティの狂気

今作の主人公は正直言ってヤバいです。

序盤の「彼が怒りそうな出来事を知られぬよう、家族友人が必死に隠す」という場面を皮切りに、

「こいつ怒らせたらやべぇ…」という空気が漂い始めます。

チッティは友人相手でも「教えなきゃぶっ〇す!」と言ったり、、

それが冗談に聞こえない狂気があります。

 

ネタバレになるのですが、チッティの兄は選挙戦の途中、何者かに殺害されてしまいます。

その辺りのシーンから完全にホラー映画になります。マジで怖い。

「襲われながらも暗闇で弟の助けを呼ぶ兄、難聴でそれに気付けない弟」

この場面も十分胸糞で怖いんですが…

間一髪で弟が気付き、襲撃者に立ち向かうところが一番怖い。

なんとチッティは襲撃者一人一人を、息の根が止まるまで殴り続けます。

敵の口元に耳を近づけて、死んでいるか確認するのが怖すぎて、「チッティ頑張れ!立ち向かえ!」なんてことは言えなかったです。

 

そんな流れで話が進んでしまうので、最後も手放しでハッピーエンドと言えるものではなく。

映画を観た後に残ったのは、得体のしれない恐怖でした…

 

 

今回のベストソング「Yentha Sakkagunnave」

youtu.be

宝物のように美しい君

豆堀りをしていて見つけた

主人公がヒロインに一目ぼれしてメロメロ~!って歌です。

ヒロインのことしか頭になく、何も耳に入らなくなるチッティが可愛い。

難聴が悪化したと家族に心配されるのも面白いw

 

…こんな雰囲気が続いてほしかったよ!!

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今作は正直、予告のような雰囲気を求めている人にはあまりお勧めできません。

精神的に落ち着いているときじゃないとうつになってしまいそう。

それだけ重く、頭の中がいっぱいになる映画です。

ただ、ラーム・チャランの今までにない演技が見られるため、それを求める方にはうってつけですね。

 

それでは今回はこの辺で。

どこ主夫のインド映画レビュー「あなたがいてこそ(原題:Maryada Ramanna)」

ほのぼの系のラブコメかと思ったら・・・

みなさん、こんにちは。

第二回!インド映画レビューをしていこうと思います。

今回レビューするのは「あなたがいてこそ(原題:Maryada Ramanna)」。

 

 

あらすじ

ボロボロの自転車に乗り、うだつのあがらぬ暮らしをする主人公、ラーム

そんな彼のところにある日、遺産相続の話が舞い込んでくる。

「相続した土地を売るぞ!」とウッキウキで故郷の有力者の屋敷へ向かうラーム。

しかし、その有力者の一家はラームの父親と殺し合いをしていたという因縁があった。

さらに、故郷へ向かう列車で仲良くなった女性、アパルナはその一家の娘で…

ラームは生きて屋敷から出られるのか?アパルナとの関係はどうなる?

 

「RRR」でおなじみマウリ監督の作品です。

監督の作品は「RRR」「バーフバリ」「マガディーラ」「ヤマドンガ」「マッキー」を視聴済ですが、どれも「闘い」をメインにしていたため、今回のようなラブコメは果たして面白いのか・・・?と思っていましたが…

結論から言うとめちゃくちゃ面白かったです!!!

  

ということでおもしろかった点をご紹介していきます。

 

 

良かった点①引き込まれる目の離せないストーリー

「屋敷を一歩でも出たら殺される」というシチュエーションが面白い。

敵の親玉が「屋敷の中で血は絶対に流さない」という謎のこだわりを持っているため、一家(というより事情を知っている親玉とその息子2人)は主人公を殺すために、あの手この手で外へ出そうとします。

主人公もそれを分かっているため、仮病を使ったり、挙式を行わせようとしたりと、あらゆる手段で家に居座ろうとします。

この双方のコミカルなやり取りに笑いが止まりませんでした。

そもそも屋敷の出口に刀やオノを持った用心棒みたいなのが何十人もいて、全員主人公を睨んでいるというシチュエーションがヤバすぎる🤣🤣

「ラーム危ない!!」「これどうなっちゃうの!?」とハラハラしながら楽しめます。

 

全編コメディではあるのですが、泣けるシーンもあり、最後はやっぱり「愛の力」で解決。良質なストーリーでした。

 

 

良かった点②「決して拳を使わない」主人公

マウリ監督の作品には「超人的な戦闘力を持つ主人公」がつきものだと思っていたのですが、今作の主人公は普通のおっさんです。

もちろん屋敷の人たちに対抗できる力もなければ、戦おうとすらしません。

そのため「主人公の強さに憧れる」といった気持ちになることはありませんが、

観る人は皆、彼に親近感を持つことでしょう。

何故なら彼は「誰もが共感できる主人公」だからです。

 

努力をしても報われず、理不尽なことばかり。

金もなく希望もない。

「なぜ僕が こんな目に」

 

そんな主人公を見て「これ私やん!!」となる人は多くいたでしょう。

私たちの代表のような彼が画面の中で奮闘するからこそ、ストーリーに入り込めるし、

全力で応援しながら楽しむことが出来るのだと思います。

 

逃げてばかりいた主人公が、最後に彼なりの「闘い」を見せてくれるところも良い。

 

私はこの作品を観て、ラームのことが大好きになりました。

ラーム役のスニールさんの演技も素晴らしい!!

 

 

良かった点③命の恩人は”しゃべる自転車”!?巧みな伏線回収

マウリ監督の作品にたびたび登場する「キーアイテム」。

「RRR」では「ラーマとシータのネックレス」

「ヤマドンガ」では「少女に渡されたペンダント」などなど・・・

それがなんと、今作は「しゃべるボロボロの自転車」です。

 

主人公の暮らしぶりを面白おかしくからかいながらも見守ってきた自転車。

けっこう愛着がわくキャラクターです。

しかし、主人公は自転車を整備する金もなく、使い倒した上にあっさり「寄付(廃品回収的な)」してしまいます。(自転車の声は聞こえていないようだし、仕方なくはある)

「いつか帰ってくるのかな?」と思いながら観ていましたが、、、

 

なんと自転車は、主人公が一番ピンチの時に、そして観ている人が忘れたころに、最高のタイミングで帰ってきてくれます。

 

こういった演出はマウリ監督の真骨頂ですね。

まさかボロボロの自転車に感動する日が来るとは思いませんでした。。。

 

 

今回のベストソング「Telugammayi」

youtu.be

くだらない絵だと からかうのはなぜ?

絵の奥にある真実を 見ないのはなぜ?

今作のベストソングはこれしかないでしょう。

ヒロインは趣味である絵描きを家族に笑われ、バカにされ続けてきました。

そんな彼女のことを尊重し、たたえる歌。

歌のシーンでのヒロインの救われた顔を見ると、涙が出てきます。

自分の生き方を認めてもらえることって何より嬉しいですよね。

この歌でヒロインは主人公に心奪われます。そりゃ奪われるよ!!

ボロ泣き不可避の名シーンです。今聴いても泣きそう。

 

 

おわりに

以上、レビューでした。

笑いあり涙ありの名作。どんな人にでもおすすめできます。

今作はインド映画にしては上映時間も2時間ちょいと短いため、初めてのインド映画にもうってつけです。

やっぱりラージャマウリ監督は創造神だった。

 

それでは今回はこの辺で!

どこ主夫のインド映画レビュー「K.G.F Chapter 1&2」

本作の入場特典。2本連続で観てきました。



 

 

どうもこんにちは。

どこにでもいる主夫。です。

 

今回から始まる新シリーズ!

どこ主夫のインド映画レビューをやっていきたいと思います。

最近毎日インド映画を漁るほどハマってしまい、妻にも呆れられる私。

感想を共有できる相手はいないし、何よりブログでレビューを書いている人が少ない!!!!!

というわけで始めてみます。

 

今回レビューする作品は、「K.G.F Chapter 1&2」

インド産ジョン・ウィックとでも言うべき「主人公最強系」映画です。

 

 

 

あらすじ

今作は登場人物がかなり多めで関係も複雑です。そのためざっくり説明すると、

 

Chapter 1...ヤバすぎる主人公、ロッキーがインドの裏社会で成り上がる!!!

Chapter 2...ロッキーがヤバすぎる刺客達とド派手にやり合う!!!

 

こんな感じの理解で大丈夫です。

 

 

鑑賞のハードルは高くない

レビューの前に、映画館に足を運ぶのを躊躇っている人たちへ伝えたいことがあります。

今作に対する反応やホームページを見ていると、複雑な相関図だったり難解なストーリーと言われていたり、

「敷居の高い映画なの?」と思ってしまう要素が多々あります。(私もそうでした)

しかし実際に観てみると、登場人物の名前を殆ど覚えていなくても楽しめますし、

「ロッキーという男の生き様」に圧倒されてそれ以外のことなんて気にならなくなります。

「暴力を浴びに行くぞ!!」

という気持ちで鑑賞すれば大丈夫です。それ以外の複雑なところは2回目以降で。

ただ全編ぶっ通しで観ると5時間弱かかるので、そこのハードルは高いですね🤣

 

 

では、ここから多少のネタバレ有りで良かった点を語っていきます。

 

 

 

良かった点①主人公ロッキーが魅力的すぎる

youtu.be

何と言ってもこの映画の魅力は主人公ロッキーにあります。

 

目的を達成するためならどんなことでもやってのけてしまう最強キャラ。

彼が暴れるシーンはもはや笑いがこみ上げてきます。強すぎる。

母親に「金持ちになって死ぬんだぞ!」と言われたからって…そこまでするか!?

 

こういった作品では主人公側に有能な幹部がいたり、協力者が居たりするもんですが、

彼自身、頭脳明晰で抜け目が無いため一人で全部やってのけてしまいます。

鑑賞後、「サラームロッキーバーイ!(ロッキー兄貴万歳!)」となってしまうこと請け合いです。

 

善人とも悪人とも言えないところがまた良い。

普通の作品だったら確実に嫌われる発言を連発しているのに、なぜか好きになってしまう。

「黙って俺についてこい!!!!」というオーラを常に発しています。

 

シーンごとに着ている服もコロコロ変わるので、そこも楽しめますよ!

 

良かった点②インド映画特有の過剰演出

インド映画ではスローモーションや大爆発を利用したド派手な演出が度々用いられますが、この作品では特にそういったシーンが多いです。

 

また、他の作品には見られない個性的な過剰演出もあり、例にあげると

 

 

交通量の多い道で主人公がいきなり車を止める
数百台の車からクラクションと運転手の「オラァァァ!何止まっとんじゃぁぁあ!」といった罵声が一斉に飛んでくる
銃をちらつかせたら一斉に黙る(BGMドォーン!)
 
②主人公が警察署に機関銃をぶっ放す
爆発した車がPS2時代のゲーム並みにまっすぐ(垂直に)飛ぶ
→撃ちまくった後、焼けた銃身でタバコに火をつける(BGMドォーン!)

 

と言ったもので、こちらの想像を遥かに超えてきます。

そんな演出が数分おきに訪れるため、観ている最中はテンション上がりっぱなしです。

 

 

良かった点③ヒロインがめっちゃ綺麗

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主人公ロッキーが一目ぼれしてしまうヒロイン・リナを演じた、シュリーニディ・シェッティ(Srinidhi Shetty)。

いままで観たインド映画のヒロインの中で一番お綺麗でした!

繊細な表情の演技も素晴らしいです。

 

今作が映画デビューというのも驚き。

これからの活躍に目が離せませんね!!

 

今回のベストソング

Chapter1と2で一曲ずつご紹介。

 

Chapter1ベストソング「Sidila Bharava」

youtu.be

戦士か 勇者か 魔物か

 

主人公ロッキーの強さを象徴するような曲。

聴く者の心を湧きたたせる荘厳さがたまりません。

 

Chapter2ベストソング「The Monster Song」

youtu.be

Everybody is a gangstar Till you see the monster

 

エンディングに流れる曲です。

今まで鑑賞したインド映画の中では一番現代的な曲で、

「こんな曲も流れるのか!!」と驚きました。

映画を観た方なら分かるかと思いますが、この曲の途中に激熱シーンが挿入されることもあり、テンションが上がりまくりでした。

 

 

おわりに

以上、KGFのレビューでした。

「『RRR』超えの映画」という看板にも納得の、非常に面白い作品です。

5時間ぶっ通しで観る価値は十分あると思うので、映画館で上映しているうちに足を運んでみてください!

街中でハンマーを見かけたらロッキー兄貴の顔が浮かぶようになることでしょう!!

 

 

それでは今回はこの辺で。

労基法ガン無視!妻の元職場がブラックすぎた

ここ一か月、忙しすぎて参りました

皆さん、こんにちは。

 

今回はここ数か月大変忙しい暮らしをする羽目になった元凶である、

 

妻の元職場について記していこうと思います。

 

退職後、廃人同然となってしまった妻に代わり様々な手続きをしてきたのですが、

 

元職場の不手際のせいで大変迷惑を被りました。

 

具体的には以下の4点。

  • 退職日を遡って設定されていた
  • 雇用保険入っていなかった
  • 各種書類の用意がとにかく遅い
  • 退職したのに再就職を勧められる

 

それぞれについて書いていきます。

 

 

ブラック①退職日を遡って設定されていた

まず頭を抱えたのがこれです。

 

妻は退職までに、

 

うつを発病→休職→治る見込みが無いため退職

 

というプロセスを踏みました。

 

しかし、職場から送付された書類に記載された退職日は休職日の前日でした。

 

真っ先に心配になったのが医療費です。

 

当然その間にも病院に通っていたため、その間に会社の保険証を利用して受診した分はどうなるのか?と…

 

元職場からの返答は、

 

「全額自費で払ってください。」

 

それだけ。

 

この出来事で一気に不信感が募りました。

 

その後、役所でその件を相談したところ、

 

国民健康保険に遡って加入することで難を逃れることが出来ましたが…

 

数年務めた妻に対し、随分と無礼な職場だなと思いましたね。

 

 

ブラック②雇用保険に入っていなかった

退職後、離職票を手に入れることが出来たのでハローワークへ向かいました。

 

そこで失業手当の給付手続きを行おうかと思ったその時…

 

雇用保険の加入期間が短いため失業手当の給付手続きが出来ません」

 

と担当の方に言われました。

 

よくよく話を聞くと、妻の雇用保険の加入がつい先日となっているそうで、、、

 

週20時間以上働いていれば加入義務があるようですが、放置されていたようです。

 

妻は当然週20時間以上働いていたので、その場で雇用保険に遡って加入する手続きを取りました。

 

元職場はそんなことしても面倒な手続きが増えるだけなのに、何なんでしょうね…(多分泣き寝入りを期待している)

 

 

ブラック③各種書類の用意がとにかく遅い

上記の手続きをするにも様々な書類が必要だったわけですが、

 

その用意がとにかく遅く、嫌がらせのようにも感じました。

 

会社の保険証は今すぐ返せと催促してくるくせに、

 

離職票などの書類は用意に数週間掛かり、用意できても連絡をよこさない。

 

その弊害ももちろんあり、

 

一時的に医療費を全額負担することになったり、

 

各種窓口に何度も足を運ぶ羽目になったりしました。

 

手続きにかかった時間は計10時間以上

 

妻は何も出来る状態に無いため、私が一人ですべての手続きを行いました。

 

正直しんどかったです。

 

 

ブラック④辞めたのに再就職を勧められる

そんな不誠実な職場に書類を返却しに向かった妻。

 

その際、元上司にこんなことを言われたそうです。

 

「次の仕事は決まったのか?またここで働かないか?

 

散々足を引っ張るようなことをしておいて、よくそんなことが言えたもんですよね。

 

妻が完治するまで何年かかるか分からないというのに。

 

怒りを覚えます。

 

 

まとめ

今回の一件で、妻が勤めていた職場がどれだけひどい職場か思い知らされました。

 

そして、妻が徐々に心を蝕まれているのに気づけなかったことを悔やんでいます。

 

「いずれ転職したいけど面倒だな」とよく妻は話していました。

 

すぐにでも転職するよう背中を押してあげればよかったです。

 

ここで私がバリバリと働いて支えていくのが筋なのでしょうが、

 

今回の一件で大変疲れてしまったので、情けないですが休み中です。

 

アルバイトに応募することだけは常にしており、連絡を待っている状態ではあるのですが、

 

フルタイムで働くことはしないつもりです。

 

週20時間以内に抑えても月の生活費は賄えますし、

 

全く何もしなくても今年いっぱいは貯金で生活できるので。

 

私に対して「なんて奴だ!」と思う人が大半でしょうが、

 

妻を支える為には、まず自分が精神的に参らないようにすることが一番大切だと思っています。

 

持ち前の節約力を発揮しつつ、生きながらえていこうと思います。

 

それでは、今回はこの辺で。

お久しぶりです。失業主夫です。

お久しぶりです。ほぼ一年ぶりのブログ更新です。

 

待っていた方は居ないかと思いますが、今まで何してたんだよ!という話をしていきたいと思います。

 

今日までの一年弱、色々なことがありすぎました…

 

久々すぎて何から書けばよいのか分からなくなってしまったので手短に。

 

まず、異常なまでに収入が下がってしまったのでウーバー配達員の仕事をやめました。

 

その次に、アルバイトを始めましたが後述の出来事が原因でやめました。

 

そして、我が家の稼ぎ頭である妻がうつ病になってしまい、仕事をやめました。

 

今は収入ゼロの状態で、貯金を切り崩しながらの生活をしています。

 

妻はほぼ寝たきりのような生活で、

 

私は少しでも家計の足しになればとバイトに応募するも、連絡が来ず…を繰り返し早一か月弱が経過しています。

 

また、病気のせいで妻自身が公的手続きをする気力が出ないため、

 

私が代わりに色々なところへ足を運び、色々な手続きをしたり面倒なやり取りをしたりの毎日です。

 

詳しい話は他の記事でするとして、、、本当に大変!

 

何もしていない時間があると悩み込んでしまってしんどいので、

 

こうしてブログを再開することといたしました。

 

今日からはうつ病の妻が勤めていたブラック企業に関する面倒な話や、

 

最近ハマっている唯一の娯楽、インド映画についての話をしていければなと思っています。

 

余裕のある時に更新していくので、またお付き合いくださいませ。

 

それでは、また次の記事で。

毒親からの脱出 第七話「分籍」

 

nonbiri-setsuyaku.hatenablog.com

 

はじめに

この記事では、私が毒親から受けた仕打ちや、逃げるために行った様々なことを、体験談を交えて紹介していきます。

・虐待の記憶

・家出

・キラキラネームからの改名

・分籍

主にこの4つに関してお話していきます。

現在家出を考えている方や、毒親に苦しめられている方に、この連載が少しでも参考になればと思います。

 

今回は、精神的な「絶縁」の一助となる「分籍」について、お話していこうと思います。

 

「分籍」とは

まず分籍とは何かについてお話します。

文字通り、家族との「籍を分ける」制度です。

成年になれば誰でも利用できます。

私は20歳の誕生日に手続きに行きましたが、現在は18歳からでも大丈夫だと思います。

 

「分籍」のやり方

分籍を行うのは簡単です。

戸籍謄本、印鑑、身分証明書を持ったうえで、市役所で手続きをするだけ。

両親の許可も要りません。

分籍をして、通知が行くこともありません。

両親が戸籍を取って初めて、分籍したことを知ることになります。

 

「分籍」のメリット

「籍を分ける」ことのメリットは主に2つです。

 

・気持ちの面で、両親と「縁を切った」実感を得られる

・結婚をしてもしなくても、両親にバレにくい

 

精神面のメリット

基本的に、分籍を行って法律上のメリットを得られることはありません。

一番は、精神面で「親と絶縁した」という気持ちを得られることです。

また、新しく自分の戸籍を作ることになるため、

戸籍を取る際に、嫌な名前を見ずに済みます。

もちろん、親が戸籍を取った時に「分籍しました」という旨の記載がされるため、

「もう関わらないでくれ」といったメッセージを伝えることにもつながります。

 

結婚に関するメリット

基本的に戸籍は、結婚することで親の元から離れます。

つまり、分籍せずに結婚すると、結婚したことが両親にバレてしまうわけです。

もちろん、両親が私たちの住民票を勝手に取ったりしてもバレてしまうわけですが、

少なくとも1ステップ、邪魔をすることが出来ます。

そうすれば、自分で好きなタイミングに結婚を選ぶことが出来ます。

分籍をすることは、安心して結婚できることにもつながるわけです。

 

まとめ

私は虐待を受け、家出をし、改名をし、分籍をしました。

様々な手続きや、逃げ場探しは本当に大変でしたが、

今は少しだけ、平和な日々を送ることが出来ています。

 

今、虐待に悩んでいる人たちは、少しだけ勇気を出してその場から逃げ出してもらいたいです。

逃げ出して、自分の人生を勝ち取る喜びを味わってほしいです。

人に決められた人生を歩いていくよりも、自分で決めた人生を歩いていく方が、絶対に良いです。

納得のいく、後悔の無い生き方をしてください。

 

これにて、本シリーズは一区切りとさせていただきます。

 

それでは、また別の記事で。

 

番外編はこちら↓

 

nonbiri-setsuyaku.hatenablog.com

 

毒親からの脱出 第六話「改名」

 

nonbiri-setsuyaku.hatenablog.com

 

はじめに

この記事では、私が毒親から受けた仕打ちや、逃げるために行った様々なことを、体験談を交えて紹介していきます。

・虐待の記憶

・家出

・キラキラネームからの改名

・分籍

主にこの4つに関してお話していきます。

現在家出を考えている方や、毒親に苦しめられている方に、この連載が少しでも参考になればと思います。

 

今回は、実際に私が家庭裁判所で改名手続きを行った経験をもとに、具体的にどんな用意が必要なのかということについてお話していこうと思います。

 

改名に必要な書類集め

「改名をする」と決めてから、私が準備したのは下記の通りです。

・友人から「改名後名義での年賀状」をもらう

・銀行などの名義を「改名後のよみがな」にする

Amazonなどの「配達先名義」を改名後にする

・過去の自身のTwitterや日記を印刷し、まとめておく

それぞれについて軽くふれていきます。

 

改名後名義の年賀状(重要!)

改名を考えた方が一番最初に用意すべきなのはこちらです。

「改名予定の名前が周知されており、現在の名前を使い続けるのが困難」という理由で改名手続きを進めていくことができます。

「自分以外の人に改名予定の名前で呼んでもらっている」という事実を、年賀状という形で証拠に残すのは、家庭裁判所にもかなり有効でした。

私は3~4通しか用意できていなかったのですが無事に改名できたので、お知り合いにお願いしてみましょう。

 

銀行名義等の「よみがな」変更

実は、名前の「よみがな」は自由に変えることが出来るんです。

手続きで変更が必要なのは戸籍上の「氏名」のみ。それの「読み方」に決まりはありません。

これを利用して、銀行名義等、様々な書類の名前の「よみがな」を、「改名予定の名前のよみがな」に変更することができます。

「よみがな」を変更するメリットとしては、「○○(改名前の漢字)と書いて○○(改名予定のよみがな)と読むんです!」というロジックを用いて、学校や病院で改名後の名前で呼んでもらえることが挙げられます。

呼ばれたくない名前で呼ばれることを防ぐこともできますし、改名手続き前から新しい名前を周知できることにもつながります。

応急処置的ではありますが、利用する価値はあります。

 

また、上記に関連して、名前の「よみがな」だけを変えたい人は家庭裁判所に行かずともすぐにできますので、明日にでも変えてしまいましょう。

 

「配達先名義」の変更

家庭裁判所に提出する証拠として、「改名後名義で届いた郵便物・宅急便の伝票」も持っていきました。

年賀状と比べると効力は落ちるようですが、無いよりはマシなようです。

Amazonなど、オンラインストアの配達先名義は簡単に変えられますので、変更したうえで何度か商品を買っていきましょう。

 

過去の日記やTwitterでの投稿を用意

家庭裁判所では、氏名の変更の手続きを弁護士さんが代理で行ってくれます。

そのため、弁護士さんに自分がどうして改名をしたいのかを説明する必要があるのですが、それを補強するためにも過去の日記などがあると便利です。

私の場合は、この書類自体が改名の手続きに直結することはありませんでしたが、弁護士さんが使えるカードを増やすという意味でも、出せる証拠は出せるだけ出しておくべきです。

 

一か月程度で改名の手続きは完了

私の場合、改名の流れは下記のように行われました。

 

家庭裁判所で書類を記入、証拠を提出

後日、弁護士さんとお話。改めて現状を説明する

お話の後、弁護士さんと裁判所での手続きが開始。(私はその日に終了しました)

後日、改名の決定。手紙で通知がくる。

通知の紙を持って、役所へ向かう。氏名の変更手続きを行う。

改名完了。新しい戸籍と、住民票をもらう。

 

長い道のりではありますが、改名を終えたときの嬉しさは言葉に出来ないほどでした。

毒親との嫌な記憶が名前にも紐づいていたので、それからの暮らしは心が軽くなりました。

改名をすると当然、元の名前に戻ることは難しいので簡単に決断はできないかもしれませんが、

「キラキラネーム」に悩まされている人は、検討してみてください。

 

 

次回予告

一人暮らしをし、名前も変えた私。

心の精算をするためには、もう一つ「縁を切る」必要がありました。

 

 

それでは、今回はこの辺で。

 

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番外編はこちら↓

 

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