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毒親からの脱出 第五話「キラキラネームの真実」

 

nonbiri-setsuyaku.hatenablog.com

 

はじめに

この記事では、私が毒親から受けた仕打ちや、逃げるために行った様々なことを、体験談を交えて紹介していきます。

・虐待の記憶

・家出

・キラキラネームからの改名

・分籍

主にこの4つに関してお話していきます。

現在家出を考えている方や、毒親に苦しめられている方に、この連載が少しでも参考になればと思います。

 

今回からは、「キラキラネームからの改名」の経験をお話していこうと思います。

 

ネットで実の父親と再会

前回まで「家出」をするために、逃げ場所を探していた私。

実は、手を貸してくれるなら誰でもいいと、15年近く顔も合わせていない「実の父親」に助けを求めていました。

連絡先は知りませんでしたが、Facebookに同姓同名のアカウントがあったのです。

電車で会いに行ける距離に住んでいることが分かった私は、たった一人でその場所に向かいました。

 

父親に会った日

実の父親との再会は、あまり良い思い出にはなりませんでした。

第一声が「いずれ来ると思ってた」と、歓迎する様子ではありません。

父親に連れられ、昼食を食べに行きました。

その昼食代は、なんと割り勘で払わされました。

私は「この人は頼れないな」と諦めました。

ただ、私が父親に会いに来た理由はもう1つありました。

 

名前の理由

私が生まれたときに名付けられた名前は、いわゆる「キラキラネーム」でした。

漢字のままではまず読めない。

読めたとしても、不思議な名前。

名前が理由で馬鹿にされることも多くありました。

そんな名前でも、十数年付き合ってきました。

祖父母に名前の由来を聞きましたが、「父親が決めたようだ」と教えてくれませんでした。

自分の名前に納得できる理由が欲しかった私は、父親に聞くことにしたのです。

 

「僕の名前って、どういう意味なんですか?」

ずっと気になっていた質問を、父親に投げかけました。

返ってきたのは、この言葉です。

 

「え、聞いてないの?その時観てたドラマの主人公の名前だよ」

 

その瞬間、私の名前に対する愛着は一気に無くなりました。

いじめられながらも守り続けていたこの名前が、そんなにしょうもないものだったなんて。

両親はどっちもろくな人間じゃないんだな。

 

実の父親との再会は、最悪な気分で幕を閉じました。

 

改名を決意した私

その日から自分の名前が嫌いで嫌いで仕方なくなりました。

あんな人間に付けられた名前を名乗りたくないと強く思いました。

「それなら、自分で自分に名前を付けてあげよう」

私は、改名を決意したのです。

二か月ほど考え、新しい自分の名前を考えました。

それから、高校の親友たちに改名することを伝え、

今日からその名前で呼んでもらうことにしました。

最初は困惑していた親友たちでしたが、事情を伝えたら呼び名をすぐに変えてくれました。

新しい名前での生活が、始まったのです。

 

次回予告

新しい名前を自分に付けた私でしたが、法的な名前、戸籍に記載された名前はまだ変わっていませんでした。

家出をした後、絶対に名前を変えたかった私は、様々な準備をしたうえで、家庭裁判所に向かいます。

 

それでは、今回はこの辺で。

 

 

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番外編はこちら↓

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