どこ主夫のインド映画レビュー「K.G.F Chapter 1&2」
どうもこんにちは。
どこにでもいる主夫。です。
今回から始まる新シリーズ!
どこ主夫のインド映画レビューをやっていきたいと思います。
最近毎日インド映画を漁るほどハマってしまい、妻にも呆れられる私。
感想を共有できる相手はいないし、何よりブログでレビューを書いている人が少ない!!!!!
というわけで始めてみます。
今回レビューする作品は、「K.G.F Chapter 1&2」
インド産ジョン・ウィックとでも言うべき「主人公最強系」映画です。
あらすじ
今作は登場人物がかなり多めで関係も複雑です。そのためざっくり説明すると、
Chapter 1...ヤバすぎる主人公、ロッキーがインドの裏社会で成り上がる!!!
Chapter 2...ロッキーがヤバすぎる刺客達とド派手にやり合う!!!
こんな感じの理解で大丈夫です。
鑑賞のハードルは高くない
レビューの前に、映画館に足を運ぶのを躊躇っている人たちへ伝えたいことがあります。
今作に対する反応やホームページを見ていると、複雑な相関図だったり難解なストーリーと言われていたり、
「敷居の高い映画なの?」と思ってしまう要素が多々あります。(私もそうでした)
しかし実際に観てみると、登場人物の名前を殆ど覚えていなくても楽しめますし、
「ロッキーという男の生き様」に圧倒されてそれ以外のことなんて気にならなくなります。
「暴力を浴びに行くぞ!!」
という気持ちで鑑賞すれば大丈夫です。それ以外の複雑なところは2回目以降で。
ただ全編ぶっ通しで観ると5時間弱かかるので、そこのハードルは高いですね🤣
では、ここから多少のネタバレ有りで良かった点を語っていきます。
良かった点①主人公ロッキーが魅力的すぎる
何と言ってもこの映画の魅力は主人公ロッキーにあります。
目的を達成するためならどんなことでもやってのけてしまう最強キャラ。
彼が暴れるシーンはもはや笑いがこみ上げてきます。強すぎる。
母親に「金持ちになって死ぬんだぞ!」と言われたからって…そこまでするか!?
こういった作品では主人公側に有能な幹部がいたり、協力者が居たりするもんですが、
彼自身、頭脳明晰で抜け目が無いため一人で全部やってのけてしまいます。
鑑賞後、「サラームロッキーバーイ!(ロッキー兄貴万歳!)」となってしまうこと請け合いです。
善人とも悪人とも言えないところがまた良い。
普通の作品だったら確実に嫌われる発言を連発しているのに、なぜか好きになってしまう。
「黙って俺についてこい!!!!」というオーラを常に発しています。
シーンごとに着ている服もコロコロ変わるので、そこも楽しめますよ!
良かった点②インド映画特有の過剰演出
インド映画ではスローモーションや大爆発を利用したド派手な演出が度々用いられますが、この作品では特にそういったシーンが多いです。
また、他の作品には見られない個性的な過剰演出もあり、例にあげると
交通量の多い道で主人公がいきなり車を止める
→数百台の車からクラクションと運転手の「オラァァァ!何止まっとんじゃぁぁあ!」といった罵声が一斉に飛んでくる
→銃をちらつかせたら一斉に黙る(BGMドォーン!)
②主人公が警察署に機関銃をぶっ放す
→爆発した車がPS2時代のゲーム並みにまっすぐ(垂直に)飛ぶ
→撃ちまくった後、焼けた銃身でタバコに火をつける(BGMドォーン!)
と言ったもので、こちらの想像を遥かに超えてきます。
そんな演出が数分おきに訪れるため、観ている最中はテンション上がりっぱなしです。
良かった点③ヒロインがめっちゃ綺麗
主人公ロッキーが一目ぼれしてしまうヒロイン・リナを演じた、シュリーニディ・シェッティ(Srinidhi Shetty)。
いままで観たインド映画のヒロインの中で一番お綺麗でした!
繊細な表情の演技も素晴らしいです。
今作が映画デビューというのも驚き。
これからの活躍に目が離せませんね!!
今回のベストソング
Chapter1と2で一曲ずつご紹介。
Chapter1ベストソング「Sidila Bharava」
戦士か 勇者か 魔物か
主人公ロッキーの強さを象徴するような曲。
聴く者の心を湧きたたせる荘厳さがたまりません。
Chapter2ベストソング「The Monster Song」
Everybody is a gangstar Till you see the monster
エンディングに流れる曲です。
今まで鑑賞したインド映画の中では一番現代的な曲で、
「こんな曲も流れるのか!!」と驚きました。
映画を観た方なら分かるかと思いますが、この曲の途中に激熱シーンが挿入されることもあり、テンションが上がりまくりでした。
おわりに
以上、KGFのレビューでした。
「『RRR』超えの映画」という看板にも納得の、非常に面白い作品です。
5時間ぶっ通しで観る価値は十分あると思うので、映画館で上映しているうちに足を運んでみてください!
街中でハンマーを見かけたらロッキー兄貴の顔が浮かぶようになることでしょう!!
それでは今回はこの辺で。