どうして主夫になったのか。第一回「先輩からの言葉」
皆さん、こんにちは。
今回は改めて、私が「主夫」になった理由を記事にしようと思います。
YouTubeをやっていた頃に一度動画にしましたが、こちらでも話しておこうかと。
「主夫」を目指したきっかけ
私が「主夫」を意識したのは、大学時代の先輩からの一言がきっかけでした。
大学三年生の頃。当時の私は就活に追われながら、「やりたいこと」も見つからず、「将来どうしよう」と悩む日々を送っていました。
そんな中、所属していたサークルの先輩とファミレスで食事をすることになり、そこで就活についての相談を聞いてもらうことにしました。
「先輩は、どうやって志望する会社を選びましたか?」と質問したら、
「その前に、(私)くんが好きなことは何か教えてほしい。毎日の暮らしの中で、一番楽しんでいることは何?」と聞かれました。
「私は家事が大好きです。一人暮らしを始めてから、自炊だったり、部屋の掃除をしたり。そういうことが好きになりました。友達の家を掃除に行ったりするほどです。だから、就職するとしても、残業があったりして家事が出来なくなるのが嫌だなぁと思っています。」と、私は答えました。
そうしたら先輩が真面目な顔をしてこう言いました。
「じゃあ主夫になったらいいんじゃない?仕事するより、そっちの方が向いてるよ」
その時初めて、私の人生に「主夫」という選択肢が浮かびました。
確かに、やりたいこと、好きなことを考えたときに、自分には「主夫」が一番向いている。
相手が見つかるかどうかは別として、チャンスがあったら主夫になるのも良いかもしれない。そう思いました。
「主夫」について調べ始める。でも…
その日の夜から、インターネットで「主夫」についていろいろと調べました。
当時は今ほど「主夫」という言葉が浸透していませんでしたが、主夫として暮らしている方々は予想以上にたくさんいらっしゃいました。
「女性が社会進出するなら同じくらい男性は家庭進出すべき!」と発信している方もいて、なるほどと思わされました。
そんな中で手に取ったのが、田中俊之先生の「男が働かない、いいじゃないか!」です。
男性学という観点から、現代社会の男性は「男はこうあるべき」という固定観念に縛られていると指摘する内容でした。
この本に私は、改めて「自分がどう生きたいのか」を考えるきっかけをもらいました。
しかし、主夫になりたいとは言っても、そう簡単になれるものではありません。
寧ろなれない可能性の方が高いです。
結局、当時の私は主夫になるのをいったん諦めました。
「結婚したら、正社員として働きつつ家事を全部やる」
という現実的な生き方を目指すことにし、
「主夫」という言葉は心の片隅にしまいました。
次回予告
「主夫」の道を一旦は諦めた私ですが、現在は紛れもなく「主夫」です。
私が主夫になるきっかけは、コロナ禍の中にありました。
次回は、コロナ禍で大学を中退することになった出来事を中心に記事にしていきたいと思います。
おまけ…幼少期について
私が小学生の頃、一番大好きな授業は「家庭科」でした。
調理実習が本当に楽しくて、他の人の分も料理していたことを覚えています。
しかし、家では虐待を受けていたため、料理がしたくてもさせてもらえるはずもなく、その他やりたいことも何一つできませんでした。
よく、友達の家でキッチンを借りて料理していました。
また、掃除も大好きで、学校ではいつも黒板を誰よりも綺麗に消すことが自慢でした。
そんな日々を送っていたので、大学生になって一人暮らしを始めてから、料理ばかりするようになり、掃除も大好きになりました。
幼少期についての話は、また今度しますね!
それでは、今日はこの辺で。第2回に続きます。
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