のんびり節約。

夫婦で週休3日勤務です。ストレスフリーな暮らしを目指しています。どこにでもいる主夫のブログ。

お金はただの紙切れ。金の亡者にはなるな。

はじめに

突然ですが、皆さんはお金とどのような付き合いをしていますか?

お金を貯めることに執着して、無理な暮らしをすることを、私はあまり良いことだと思っていません。

お金に囚われない人生観は、収入に関係なく心豊かな暮らしを送るために大切です。

今回は、私がどうして「のんびり暮らし」を始めることにしたのか、そして今どんな考えを持っているのかについて記していこうと思います。

 

無理な節約はみんなを不幸にする

私の幼少期について少しお話させていただきます。

私は、何よりもお金を貯めることに執着した家庭で暮らしました。

月の小遣いは千円。

外食なんて一年に一度行ければよい方。そして行き先はマクドナルド。

プライベートも何もない粗末な部屋。友達すら呼べない。

外から見れば何不自由ない暮らしをしている家庭でしたが、実際は精神的虐待を受けていました。

友人と一緒に出掛けるお金もなかったため、こっそりアルバイトもしましたが、稼いだお金を毟り取られたりもしました。

当時はストレスを抱えながらも、「うちは貧乏だから仕方ない」と我慢していましたが、

今こうして振り返ると、あれは異常だったなと思います。

(その後、私は耐えきれず逃げ出し、まもなく家庭は崩壊したらしいです。)

この話で皆さんにお伝えしたいのは、

 

「無理な節約をしても、一生幸せにはなれない。」

 

ということです。

固定費を見直したり、普段買っているものを安いものに置き換えたり、といった「無駄をなくす」節約であれば、今の生活に影響を与えることなく続けていくことが出来ます。

 

しかし、「お金を貯める」ことだけを考え、暮らしのことなんてどうでもいい、というような節約は、まさに「金の亡者」の所業です。

 

お金以上にストレスがたまり、継続性もない。

ましてや、家族をそんな目に遭わせるなんてことはもってのほかです。

 

節約をして、将来に備えることは大切です。

しかし、今を幸せに生きることは、それ以上に優先すべきことです。

 

この考えは、私自身忘れないようにしたいです。

 

お金を使いまくれば幸せになれるというわけでもない

先に述べた出来事の後、私は一人暮らしをするのですが、稼いだお金のほとんどをその月のうちに使い果たすようになりました。(もちろん家賃分は残しますが…)

使ったお金も、今思えば無駄遣いばかりでした。

とにかくお金を使いたかったのです。

また、ずっと孤独で寂しかったので、彼女が欲しいなと思い、

ちょっと高めの服を買ってみたり、出会いを求めてバーに通ったりしてました。

しかし、いつまで経っても彼女が出来ることは無く、

今の生活に満足することもありませんでした。

 

しばらくして、高い服がボロボロになりました。

それより前に買った100円の古着よりも早く。

「長持ちする良いものだから高いんだ」と信じていたのに。

同じころに、周囲の環境も悪くなっていき、

心の病気になりました。

 

お金を使えば幸せになれると思っていた数年間は、無意味なものでした。

 

世の中には、無駄遣いをさせようとする場所がたくさんあります。

「買えば心が豊かになる」と思わせるような商品もたくさんあります。

私は、もうそんなことにお金を使うのをやめました。

そう決めてから、素敵な女性と出会い、結婚し、

「のんびり暮らし」につながっていきます。

 

・ブランド品=良い商品ではない。お金持ちが無駄遣いをするためにつくられたものである。ブランド品を持っていても、自分の価値は上がらない。

・お酒をお店で飲むのは無駄遣いの極み。クラブ・バーでは絶対に出会えない。

 

今ではこう思います。

そのため、ショッピングモールに行ってもブランド品を買うことはありません。ユニクロで十分すぎるほどです。

一人でお酒を飲みに行こうとも思いません。自分でカクテル作ります。

お小遣いの範囲内で1~2万円程度であればそういったことにお金を使うのも良いと思いますが、節約を考えるのなら、それ以上は無駄遣いですね。

 

のんびり、楽に稼いで、最小限の支出で自分を満足させる

異常なまでの節制はストレス。

かといって働きすぎるのもストレス。

そんな中で自分が至った結論が、最小限の支出とそれをまかなう最小限の労働です。

 

自分が楽しい暮らしをするために、毎月いくらかかるのか(無駄遣いは切り捨てて、最小限で考える)。

それにかかるお金に加えてすこし貯金ができる金額を、一番楽な方法で稼ぐ(ストレスも最小限に抑える)。

 

できれば、生活保護水準の範囲内で自分を満足させられるようになると良いでしょう。

このような暮らしができるようになれば、お金に悩むことは一切なくなります。

 

なぜなら、今後自分がどんな経済状況に置かれても幸せに暮らせることが確定するからです。

 

老後働けなくなっても、貯金と年金(あるかわからないけど)で十分まかなえますし、足りなくなっても同じ生活を送れますから。

我が家の場合は、社会保険にギリギリ入れる最小限の労働時間(週4日、フルタイム勤務)がちょうど良かったです。

税金も減免されますし、お金に追われることもなくなりました。

 

おわりに

お金を持てば持つほど、幸せになれるわけではありません。

貯金があればすこし安心かなと思う一方で、

国の方針や世界の動きによっては一瞬で価値がなくなってしまうものだとも思っています。

所詮紙切れ。自分の幸せは、そんなものの量で決まるものではありません。

振り回されることなく、楽しい人生を送っていきましょう。